2017/07/07 00:10

何かを塗ってみようかなと思いホームセンターに行くとまず壁にぶち当たるのは「油性」と「水性」。




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なんとなく「油性」はうすめ液(シンナー)を使って洗浄したり、薄めたりする、「水性」はシンナーではなく水でそれが出来るとまでは分かる人も少なくないかも知れませんね。


そもそも塗料とはなに?
簡単に言うと色を付けるペンキや表面をコーティングするニスなどと思ってもらえばいいです。
では塗料は何から出来ているか?
色を付けるものと、それを液状にして塗り易くするもので出来ています。
言い方を変えると色を付ける粉末だけでは塗ることが出来ないですよね。粉を振りかけても風で飛んでしまいます。なのでその粉を液状に溶かしてあるのが塗料になります。
色を付ける粉+液=塗料
と言う訳です。ちょっと簡単に言い過ぎたかな。
まあ、概念的な考え方として捉えて下さい。

では「油性」と「水性」の違いはなにか?

溶かす液(溶剤と言います)が「油性」か「水性」の違いになります。要するに「シンナー」で溶かしてあるか、「水」で溶かしてあるかの違いですね。


お互いの特性を説明しますね。

油性はシンナーで溶かしてあるので乾きが早い!
いい点はこれに尽きますね。
シンナーを手につけると「す〜っと」しませんか?それはシンナーが手の上で早く蒸発しているんです。(気化熱と言います)
シンナーは水よりも早く蒸発します。だから油性の塗料は早く乾くのですね。
それに比べて水が蒸発(乾く)のには時間が掛かりますね。
洗濯ものは夏の炎天下であれば早く乾きますが、そうで無い場合は何時間も乾きませんね。
冬や梅雨の時期なら尚更です。
このように水が蒸発(乾く)するには時間がかかるように水性塗料も乾くまで時間が掛かります。


油性と水性、どちらがいいのか?

油性のメリットは早く乾くことですが、とてもシンナー臭く、室内で使うには換気が大変です。また塗るのに使った筆や器はシンナーで洗わなくてはなりません。
その点、水性はシンナーでさなく水で洗うことが出来るので扱いやすいです。
もちろん水性も乾いたら油性と同じように水では落ちないし、洗えません。
水性は匂いもほぼ無いので室内でも使えます。
水性は乾燥に時間がかかるのと油性よりもお値段が高いのがデメリット。

ですので…

ちょっとしたものは水性で私の様に良く使い、仕事なので早く乾かしたい場合は油性がいいと思います。


以上、水性と油性の違いでした。