2017/07/07 00:16
この仕事をしているとよくこんな質問を受けます。
「正確に作れないのですがどうすればいいですか?」
「歪まないように、ズレないようにするにはどうすればいいですか?」
そして一番多かったのが
「直角がでない。直角を出すためにはどうすればいいですか?」
どれも出来上がった作品、テーブルや椅子ならガタついてしまうし、引き出しならつっかえてしまうし、扉なら上手く開かなくなってしまいます。
でもある程度はしょうがないし、DIYの味でもある気がします。
正直、原因の3割は使っている工具にあるかなと思います。
また3割は材料に問題があるかな。木材は歪んだり、反ったり、縮んだりするものなのでしょうがないんです。
歪みや反りの少ない木材はとても高価ですのでDIYのメリットも半減しますね。
そして残りの3割、4割が技術かな。
しかしこれは経験がなければどうしようもない。「DIYで年に数作品」、「たまに作る」では習得しょうがないのが現実です。
と言うことは高い制度のいい工具と木材を使うしかない…
でもこれでは質問の解決にはなりませんね。
なので質問をされた場合は「とにかく丁寧に」「こんなもんでいいかなは無し」と答えていました。
期待した答えではなかったと思いますがこれに尽きるんですよね。
あと本気なら、同じものを何個も作って経験を積む。
大きいものや複雑なものではなく簡単な箱でいいんです。
多分10個ぐらいじゃ正確なものは作れないと思いますが、徐々に正確になっていくのがわかると思います。
私も師匠にそう教えられましたし、やって来ました。